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■実践パワーライティング塾 BY 沼田 裕

第56講 ライティングモチベーション

パワーライティングは、読ませる技術である。

こんなキャッチコピーを使っている。

読ませる技術というのは、一度読み始めたら、
読者の気持ちょ引き付け、ぐいぐい最後まで引っ張る力のある
文章を作ることなんだ。

これをもっと、分解して解説しちゃうと、
読み手のモチベーションを落とさない文章になる。

例えば、教科書。
つまらない文章の代名詞だったりする。
僕も「教科書的だね」なんて、評価してしまうことがある。
文章が退屈で読みたいと思わないって意味なんだ。

読者のモチベーションに気を使わないで書くと、
そんな文章になってしまう。
分かり易い内容を書くのは、大切かもしれないけど、
分かり易いだけで退屈な文章って読むのがつらい。

「筆者は何を言いたいんだろう?」

なんて、どきどきしながら読む方が楽しいし、
頭の中に入っていくんだ。

どうやれば、読者のモチベーションが下がらない文章が書けるか、
これについては、テクニックが色々ある。
そこで、今回は書き出しだけピックアップして解説しよう。

書き出しの役割は、明確だ。

読者を文章の世界にひっぱり込むこと。
たった一行でそれをしないと、書き出し部分で読むのを辞めてしまう。
どんなに後から面白い内容が控えていても、読まれることなく捨てられてしまう。

「はてしない銀河。悠久の歴史に彩られた宇宙に今。新しい世界が生まれようとしていた」

ネットでホームページを見ていると、こんな小説の書き出しがごろごろしている。
大河宇宙歴史小説を書くんだという、意欲だけか先走った書き出し。
こんな書き出しをして読んでもらえるのは、ファンがいる作家だけ。
ファンなら、書き出しだけで読もうかどうかを判断しない。
こんな書き出しでも、期待に胸弾ませ、読んでくれる。

初めて小説を書くときに、人気作家と同じ書き出しをしてしまう。
これは、書き手の怠慢なんだ。
自分の置かれている状況を把握していれば、
そんな書き出しをしたら誰も読んでくれないと
判断ができていない。

おっと、だんだんと横道にそれていってしまった。
否定だけのノウハウにはしないって、ポリシーがパワライにはある。
否定した後は必ず、こうしたらいいという肯定ノウハウを出さなきゃね。

書き出しで、読者を引っ張り込むには、謎を突っ込むという方法がある。

「初めて彼女に会ったのは、彼女がまだ小学4年生のときだった」

この書き出しだと、彼女が謎なんだ。

「彼女って、誰?」
もしくは
「彼女と書き手の関係ってどんな関係?」

そんな謎が読者に生まれてくる。

「昨日僕は、天地がひっくり返るかと思うほどびっくりした」

これだと、起きたことが謎だよね。

「何が起きたの?」

って、思うでしょ。
まだまだ、謎の作り方はあるぞ。

「売上を簡単に2倍にする方法がある」

これは、方法が謎なんだ。
効果だけ語って、方法を語らない。
すると、自然に方法が謎になる。

「ネットが無料で使えるなんて嘘」

これは、常識を否定する方法。
謎は、「いいたい事」ってことになる。
常識を否定してしまったら、新常識を出さないといけない。
それを語っていないから謎なんだ。

何かひとつ、謎を決めて、書き出しを作る。
そうすると、次を読んでしまうんだ。

書き出しを読んで、その次の行も読む。
これをしてもらうのがどれだけ重要なことなのか、
わかっていない人が多い。

ホームページにおいて、そこに初めて来た人がそのホームページを見ようかどうかを
判断するのは、数秒しかないって言われてる。

とにかく2行を読ませてしまえば、
最初の見ようかどうか判断をクリアしてしまうんだ。
とりあえず、見てみようかという気持ちになる。

トップページにおく文章の書き出しをちょっと工夫するだけで、
アクセス数が何割かアップすることなんて当たり前にあるんだ。
新規でアクセスする人の数は変わらなくても、
リピートアクセスしてくれる人の数がアップするから。
もちろん、売上だって、それにつれてアップする。

書き出しが持つ効果は、これくらいにして、もっと書き出しのパターンを解説しよう。

今度は、「謎を作る」ではない書き出しの話をしよう。

「あなたは、文章を書くのが苦手だと思っていませんか?」

こんな具合に、疑問をぶつけるのは、
読者に答えを持たせるのが目的なんだ。

「べつに思っていないよ」
「そういえば、そう思っているな」

どっちでもいいんだ。
答えを持ってしまったら、
その答えの持っていきどころがなくなってしまう。
だから、次を読んでしまう。

質問をするのは、そんな意図が隠れているから、
質問を見たからと言って、むやみに答えてはいけない。

なんて言っても無理だよね。
無意識で答えちゃうものだから、
なかなか読ませる書き出しなんだ。

同様に、ノウハウを語るときに僕が多様しているのがこれ。

「インパクトのあるキャッチコピーの作り方を教えてください」

今度は、質問するんじゃなくて、質問されるパターン。

何か語りたいノウハウがあるのなら、まずは質問の形する。
そうすると、何を語るのか、最初から伝わるので、
次を読むモチベーションにつながる。、

あとは、セリフ。

「その仕事はしなくていいから、もう帰っていいよ」

いきなりセリフで始めるのは、クライマックスを最初に持ってくる方法。
時間軸で言うと、後ろの方にあるべきものなんだけど、
インパクトがあるから最初に持ってきてしまう。

これも読んだ人が、謎を持ってしまう。

どんなシチュエーションで出たセリフなのか?

この謎に答えるべく、丁寧に説明していく必要があるんだけどね。

さてさて。
色んな書き出しパターンを紹介したけど、
重要なのは、次を読もうと思うモチベーション。
一行だけで、それが生まれてこない書き出しは、
パワーライティングとしては失格だ。

そして、書き出しで興味を持たせて、モチベーションを上げたら、
次の行が問題になってくる。
モチベーションが落ちないようにするには、どうしたらいいか。

これまた、テクニックが一杯あるんだ。

それは・・・なんてやっていると、いつまでたっても終わりそうにない。

今日は、ここまでにして、次回、二行目を解説しましょう。

続く!

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